「ノンフライヤーで鶏もも、ちゃんと皮までパリッとなるの?」
正直に言う。最初は半信半疑だった。グリルで焼くとどうしても皮がベチャっとして、鶏ももは結局フライパンが一番だと諦めていたからだ。ところが試しに皮目を上にして放置してみたら、寝かしつけから戻ってくる頃には皮がチリチリと弾けていた。それ以来、うちの晩酌の鶏ももはほぼノンフライヤー専任だ。週3で焼いている。
この記事では、私が実際に作って旨かった鶏もものおつまみレシピを7つと、皮をパリッと焼くためのちょっとしたコツを正直に紹介する。最初に言っておくと、失敗もした。
ノンフライヤーで鶏ももが晩酌おつまみに最高な3つの理由
皮目を上にして放置するだけ
一番ありがたいのは、ほぼ放置でいいことだ。皮目を上にして入れて温度と時間をセットしたら、あとは台所を離れていい。子どもの宿題を見るもよし、寝かしつけに行くもよし。戻ってくる頃には皮がパリッと仕上がっている。フライパンみたいに張り付かないか見張らなくていいのが、面倒くさがりの自分には合っている。
後片付けが本当に楽
次に片付け。フライパンで焼くと、跳ねた脂でコンロ周りがベタベタになり、あれを拭くのが地味に憂鬱だった。ノンフライヤーなら脂はバスケットの下に落ちるだけ。外して洗えば終わりだ。洗い物が一つ減るだけで、晩酌前のハードルがぐっと下がる。
脂が落ちて、ちょっと罪悪感が減る
鶏ももはむね肉に比べると脂が多い。文部科学省の食品成分表(八訂・若どり)で見ても、皮なしの鶏もも肉は100gあたり脂質5.0g、むね肉は1.9gで、もものほうがだいぶ多い。ノンフライヤーで焼くとその脂がそれなりに下に落ちてくれるので、「まあ揚げてないし」と自分に言い訳しながら飲める。晩酌の罪悪感が少し軽くなるのは、毎晩飲む人間には地味にうれしい。飲みすぎ対策はこちらの記事にも書いた。
ノンフライヤーで鶏ももを皮パリに焼くコツ(選び方・下ごしらえ)
皮目の水分を拭く・常温に戻す
皮をパリッとさせたいなら、焼く前に皮の水分をキッチンペーパーでしっかり拭くこと。これをやるかやらないかで仕上がりが変わる。冷蔵庫から出してすぐより少し常温に戻すと、中まで火が通りやすい。気になる人は皮に薄く片栗粉をはたいてもいい。私はずぼらなので拭くだけで済ませる日も多いが、それでも十分パリッとする。
温度と時間の目安
温度と時間はあくまで目安だが、私の場合は195〜205℃くらいで合計18〜20分を基本にしている。ポイントは焼く向きだ。最初は皮ではない面を下にして焼き、途中で裏返して皮目を上にして仕上げる。こうすると落ちてくる脂で皮がカリッとなる。最初から皮目を下にすると、せっかくの皮がベチャっとしやすい。機種や肉の厚みで変わるので、最初の一回は短めにセットして様子を見るのがおすすめだ。
失敗しやすいポイントと対処
実は最初の頃、早く皮をパリパリにしたくて、最初から皮目を下にして高温でいきなり焼いたことがある。結果、皮は縮んで脂だけ抜けたゴムみたいな食感になり、妻に「これ硬くない?」と言われて撃沈した。原因は皮を下にした向きと、水分を拭かなかったこと。今は皮でない面から焼いて、仕上げで皮目を上にする。これだけで別物になった。
ノンフライヤー鶏ももの晩酌おつまみレシピ7選
並び順は、実際に作って家族に好評だった順、そして我が家の晩酌で定番化した順だ。上から順に試してもらえれば、まず外さない。
塩こしょうのシンプル皮パリ焼き(定番・ビール)
まずはこれ。塩こしょうだけ。鶏ももに振って、皮でない面から焼いて、裏返して皮目を上で仕上げるだけ。余計な味付けがない分、皮のパリパリと肉の旨味がストレートに来る。冷えたビールに合わせると、これだけで一杯目が進む。迷ったらまずここからでいい。
にんにく醤油の照り焼き(味変・ハイボール)
次の日に味を変えたくなったら、にんにく醤油の照り焼き。にんにくチューブ、醤油大さじ2強、酒・みりん各大さじ2、砂糖少々を絡める。甘辛い照りがハイボールの炭酸でリセットされて、何切れでもいけてしまう。タレは焼いてから絡めると、皮のパリパリが残りやすい。
ガーリックバター(ちょい手間・ビール)
ちょっと手をかけたい日は、焼き上がりに刻みにんにくとバターを溶かして絡める。バターのコクとにんにくの香りで、台所中がいい匂いになる。背徳感はあるが、飲んでいるときの背徳感はだいたい正義だ。冷えたビールが止まらなくなるので、量はほどほどに。
ねぎ塩レモン(変化球・レモンサワー)
こってりが続いたら、ねぎ塩レモンでさっぱり。焼いた鶏ももに刻みねぎ、ごま油少々、塩、最後にレモンをぎゅっと。脂の乗った鶏ももにレモンの酸味が効いて、レモンサワーと合わせると延々飲める危険な一皿になる。
七味マヨディップ(さっぱり×こってり・ハイボール)
シンプル焼きに飽きたら、マヨネーズに七味を混ぜたディップを添えるだけ。何もしていないに等しいのに、味変としては優秀だ。ピリッとした七味とマヨのコクで、ハイボールにも日本酒にも寄せられる。子どもには七味なしのマヨで取り分けている。
黒胡椒スパイス(大人の一皿・ウイスキー/ワイン)
粗挽きの黒胡椒を多めに効かせると、一気に大人のつまみになる。クレイジーソルト系のミックススパイスでもいい。ピリッとした刺激が、ウイスキーのロックや赤ワインと不思議と合う。子どもが寝た後の、一人でゆっくり飲みたい夜向けだ。
作り置き&翌日アレンジ(作り置き)
多めに焼いておくと翌日が楽だ。冷めてもおいしいが、食べる前に軽く温め直すと皮のパリパリがある程度戻る。ほぐしてサラダや冷奴にのせれば、もう一品作る気力がない日の救世主になる。他の時短おつまみはこちらの記事にもまとめた。
ノンフライヤーで鶏ももを焼くときの注意点
脂が落ちて煙が出やすい
鶏ももは脂が多いので、焼いていると煙が出ることがある。私はバスケットの下の受け皿に少し水を張って、煙を抑えている。換気扇は回しておいたほうがいい。置き場所も、壁から少し離して風通しのいいところにするのが安心だ。
厚みがあると中まで火が通りにくい
肉が分厚いと、表面はいい色なのに中が生っぽいことがある。心配なときは厚い部分を観音開きにして厚みをそろえるか、一度切って断面を確認するといい。鶏は中までしっかり火を通すのが基本だ。最初の一回は少し長めに、様子を見ながら焼いてほしい。
油ゼロではない・「絶対パリパリ」ではない
最後に正直なところを。ノンフライヤーは「油ゼロ」ではない。鶏もも自体の脂で焼けているだけで、揚げ物そのものにはならない。それに、毎回完璧に皮がパリパリになるわけでもない。機種や肉によってムラは出る。それでも、フライパンで格闘していた頃と比べたら天と地の差だ。
まとめ
鶏ももは、皮でない面から焼いて、仕上げに皮目を上にする。まずはこれだけ覚えて、塩こしょうのシンプル焼きから試してみてほしい。皮がパリッと弾けた瞬間、今夜の晩酌が変わる。
ところで本体そのものは、結局どれを買えばいいのか。私が3年使って、ミニサイズで容量が足りずに買い替えた失敗も込みで、選び方は別の記事に正直に書いた。鶏ももみたいに皮目を上にして放置で焼くなら、バスケットに高さがある機種のほうが断然ラクだ。
よなよなパパでした。

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