スーパーのビール棚の前で、結局いつもと同じ缶を手に取っていないか。
わかる。種類が多すぎて選べない。冒険して失敗したくない。だから「いつもの」に手が伸びる。僕もそうだった。
でも、「いつもの」から一歩踏み出すだけで、帰宅後の晩酌は確実に変わる。
この記事では、スーパーで普通に買える缶ビールを20本厳選した。通販限定や限定醸造は入れていない。「今日の帰り道に買えるもの」だけだ。価格帯別に分けたので、財布と相談しながら気分で選んでほしい。
缶ビールの選び方|3つのポイント
ランキングに入る前に、選び方のコツを3つだけ。知っておくと棚の前で迷わなくなる。
ポイント1:「ビール」「発泡酒」「第三のビール」の違い
缶に書いてある区分は、麦芽の使用比率と酒税法で決まる。ざっくりこう覚えればいい。
- ビール(200〜350円):麦芽50%以上。味が濃くて香りが豊か
- 発泡酒(150〜200円):麦芽50%未満。ビールに近い味を目指したもの
- 第三のビール(100〜150円):麦芽不使用または発泡酒ベース。価格が魅力
「高い=旨い」とは限らない。第三のビールにも、正直ビールと間違えるくらいの銘柄がある。
ポイント2:「ラガー」か「エール」かで味の方向が変わる
ラガーはスッキリ・キレ重視。冷やしてゴクゴク飲むタイプで、日本の大手ビールはほぼこっちだ。エールは香り豊かでフルーティ。少しぬるめのほうが香りが立つ。スーパーでもよなよなエールや水曜日のネコが買えるようになって、エール系の選択肢は増えた。
ポイント3:「箱買い」でコスパが段違い
「いつもの1本」が決まったら、スーパーで1本ずつ買うのをやめて楽天でケース買いするのが正解だ。1本あたり30〜50円変わる。月に換算すると1,000円以上の差になる。
各銘柄にケース買い用のリンクを置いたので、気になった銘柄はチェックしてみてほしい。
【ビール部門】本格派おすすめ10選
「味にこだわる日」「週末のご褒美」に飲みたいビール。1本200〜350円の価格帯。
1位:ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)
「ちょっと贅沢」の代名詞。華やかな香りと深いコクがあって、1本で満足感が高い。金曜の夜、1週間を締めくくる1杯にちょうどいい。僕は「今週もお疲れさま」のときにこれを開ける。
2位:よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
スーパーで手に入る数少ないエール系。柑橘系のホップの香りがグラスから立ちのぼって、ラガーとはまったく違う体験ができる。「今日はいつもと違うものが飲みたい」という夜にぴったりだ。
クラフトビールに興味が出たら、毎月届く定期便も面白い。「クラフトビール定期便おすすめ3選」で詳しく紹介している。
3位:エビスビール(サッポロ)
麦のうまみが濃い、重厚感のある味わい。和食のおつまみと合わせたい夜に強い。刺身や焼き魚を出すと、エビスのコクがぴたっとハマる。金色の缶を見るだけで「特別な日」感が出るのもいい。
4位:一番搾り(キリン)
一番搾り麦汁だけを使った、雑味のないクリアな味。どんなおつまみにも合うし、誰に出しても外さない。「失敗しない1本」を聞かれたら、僕はこれを挙げる。
5位:スーパードライ 生ジョッキ缶(アサヒ)
缶のフタを全開にすると、泡がもこもこと湧き上がる。味だけじゃなく「体験」として面白い。キンキンに冷やして開けた瞬間は、本当に生ビールを注いでいるような気分になる。
6位:水曜日のネコ(ヤッホーブルーイング)
ベルジャンホワイト。オレンジピールとコリアンダーの爽やかな香りで、苦味が控えめ。ビールが苦手な妻が「これなら飲める」と言った1本。パートナーと一緒に晩酌したい夜におすすめだ。
7位:サッポロ黒ラベル
「大人の星」のCMでおなじみ。キレとコクのバランスが良い正統派ラガー。主張しすぎないから、どんなおつまみにも寄り添ってくれる万能選手。迷ったときの安定択。
8位:アサヒ生ビール マルエフ(アサヒ)
まろやかな口あたりとほどよい苦味。スーパードライの対極にある「やさしいビール」で、1986年誕生・2021年に缶で復活した。ゆっくり味わいたい夜やおだやかな晩酌にちょうどいい1本。
9位:インドの青鬼(ヤッホーブルーイング)
IPA。強烈な苦味とホップの香りがガツンとくる。好き嫌いは分かれるけど、ハマると抜け出せない。唐揚げや餃子みたいな味の濃いおつまみと合わせると、苦味がちょうどいい相棒になる。
10位:SPRING VALLEY 豊潤<496>(キリン)
2022年に登場した本格クラフト。ふくよかなコクとフルーティな香りの両立が見事で、スーパーのクラフト棚の定番になりつつある。「クラフトビールが気になるけど、何から試せばいいかわからない」という人への入り口に。
【発泡酒・第三のビール部門】コスパ最強おすすめ5選
「平日の相棒」「量を気にせず飲みたい日」に。1本100〜170円の価格帯。安いからといって侮れない実力派が揃っている。
1位:金麦(サントリー)
第三のビールの王様。麦の香りがしっかり残っていて、飲みごたえがある。平日のローテーションに入れておけば間違いない。箱買いすれば1本90円台で買えることもある。
2位:本麒麟(キリン)
「力強いコク」がキャッチコピーの第三のビール。飲みごたえが段違いで、第三とは思えない重量感がある。焼き鳥やギョーザみたいな「おかず系おつまみ」と相性がいい。
3位:アサヒ ザ・リッチ(アサヒ)
贅沢醸造による豊かな麦のうまみと、アルコール6%のしっかりした飲みごたえ。第三のビールとは思えない厚みがあって、「平日だけどちょっと背伸びしたい」という微妙な気分の日にちょうどいい。
4位:麦とホップ(サッポロ)
ビールに近い味を徹底的に追求した発泡酒。サッポロの技術力を感じる1本で、目隠しで飲んだらビールと区別がつかない人も多いと思う。「発泡酒でもいい味が飲みたい」派の最有力候補。
5位:のどごし<生>(キリン)
ゴクゴク飲めるスッキリ系。風呂上がりの1杯にちょうどいい。味わうというより流し込む感じで、夏場の消費量は他の追随を許さない。価格は最安クラスで、箱買いのコスパは全銘柄中トップ。
【番外編】ノンアルコールビールおすすめ3選
休肝日でも「晩酌の時間」は捨てたくない。グラスに注げば、飲んでいなくても晩酌気分は味わえる。
1位:オールフリー(サントリー)
カロリー・糖質・プリン体すべてゼロ。それでいてビールに最も近い味を実現している。休肝日の相棒として、冷蔵庫にストックしておくと「今日は飲まない」が苦にならなくなる。
2位:ドライゼロ(アサヒ)
スーパードライ系のキレを再現したノンアル。ビール党が「これならまあ許せる」と言える味。運動した日の夕食に開けると、ご褒美感がある。
3位:グリーンズフリー(キリン)
素材のうまみを活かした自然な味わい。ノンアルにありがちな薬品っぽさが少ないのが特長。後味がすっきりしていて食事と合わせやすい。
価格帯別まとめ|「今日はどれ飲む?」チャート
シーン別のおすすめを表にまとめた。「今日の気分」で列を選べば、今夜の1本が決まる。
| シーン | ビール(200〜350円) | 発泡酒・第三(100〜170円) | ノンアル |
|---|---|---|---|
| 金曜のご褒美 | プレモル、エビス | — | — |
| 平日の相棒 | 一番搾り、黒ラベル | 金麦、本麒麟 | — |
| 風呂上がり | 生ジョッキ缶 | のどごし生 | ドライゼロ |
| 妻と一緒に | 水曜日のネコ | — | オールフリー |
| ガツンと飲む | インドの青鬼 | 本麒麟 | — |
| 休肝日 | — | — | オールフリー、グリーンズフリー |
月の酒代シミュレーション
ビールの選び方で月の出費はだいぶ変わる。
- 全部ビール派:250円×30日=月7,500円
- メリハリ型(平日は第三、週末ビール):110円×22日+300円×8日=月4,820円
- 箱買い併用:上記からさらに10〜15%ダウン
晩酌の予算管理をもっと詳しく知りたい人は「お小遣い晩酌術」も参考にしてほしい。
まとめ:スーパーのビール棚は「冒険する価値がある」
20本紹介したけど、全部試す必要はない。「いつもの1本」に加えて「攻めの1本」をひとつローテーションに入れるだけで、晩酌の景色は変わる。
- 週末のご褒美にはビール部門から1本選ぶ
- 平日の相棒には発泡酒・第三のビール部門で固める
- 休肝日にはノンアルをグラスに注いで晩酌気分をキープ
- 「いつもの」が決まったら楽天で箱買いしてコスパを上げる
- 育児疲れに効く!コンビニで揃う最強の晩酌セット5選
- 晩酌の飲みすぎを防ぐコツ|翌朝スッキリ起きるために
- 料理苦手パパでもできる!10分以内の時短おつまみ10選
- 家飲みを格上げする晩酌グッズおすすめ10選
ふるさと納税でクラフトビールを頼むのも面白い。実質2,000円で普段買わない銘柄が届く。「ふるさと納税で届くクラフトビール&ワインおすすめ10選」でまとめている。
夏のビールを特に楽しみたい人は「夏の晩酌を最高にする方法」も読んでみてほしい。冷やし方のコツから火を使わないおつまみまで紹介している。
晩酌そのものをもっと充実させたい人は「寝かしつけ後の晩酌を最高にする5つのコツ」もあわせてどうぞ。
よなよなパパでした。

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